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テントサウナで水風呂はどうする?おすすめの冷却方法とととのう代替手段を紹介

テントサウナを導入した、あるいは導入したいと考えているものの、「水風呂はどうしたらいいのか?」と悩む方は多いのではないでしょうか。

本記事では、創業40年の『水風呂・チラードットコム』が、テントサウナに水風呂が必要とされる理由から、冷却手段のアイデア、さらには水風呂がなくても“ととのう”ための代替方法までを幅広く解説します。

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目次

テントサウナにも水風呂は必要?その効果と理由

テントサウナを導入する際、「水風呂も必要なのか?」と疑問を持たれる方は少なくありません。

結論から申し上げると、水風呂がなくてもテントサウナは十分に楽しめますが、“ととのう”感覚を求める場合には、ある程度の冷却刺激が重要な役割を果たします

■ 水風呂に入ることで得られる効果

水風呂には、身体と心の両面において多くのメリットがあるとされています。
期待されるおもな効果は以下の通りです。

  • 集中力の向上
  • 血行促進
  • 免疫力の向上
  • ストレス軽減
  • 睡眠の質の向上
  • 疲労回復
  • 筋肉のリカバリー
  • 体温調整
  • 美容効果 など

とくに、サウナによって高まった交感神経を、水風呂で一気に副交感神経へと切り替えることで、心身が一気にリラックスモードへと移行し、いわゆる“ととのう”状態に導かれるのです。

ただし、テントサウナでは水風呂の設置が難しいケースも少なくありません。

その場合でも、サウナ単体で得られる恩恵は多くあります。

\サウナの単体利用で得られる効果/

  • 血行の改善
  • ストレスの緩和
  • 自律神経の調整
  • 筋肉の緊張緩和
  • 深い眠りを促す など

それでもなお“ととのう”感覚を求める場合は、冷水シャワーの活用がおすすめです。

手足や首まわりを冷やすだけでも、やさしい温冷刺激を与えることができ、副交感神経が働きやすくなります。

一方で、外気浴のみでは体温がゆるやかにしか下がらず、心地よさはあるものの“ととのい”特有の多幸感には届きにくい傾向があります。

水風呂がないからといって、サウナの楽しみが損なわれるわけではありません。

ただし、少しの冷却刺激を意識的に取り入れることで、より深く、より豊かなサウナ体験が叶うはずです。

テントサウナで水風呂を用意する方法・アイデア

テントサウナを本格的に楽しみたいと考えたとき、水風呂をどのように用意するかは大きなポイントとなります。

専用の設備がない環境でも、少しの工夫とアイデアで、手軽に冷却スペースを整えることが可能です。

ここでは以下の2つのシチュエーションで、テントサウナを使う場合に水風呂を用意する方法を解説します。

  • キャンプ場や自宅以外の屋外での水風呂設置例
  • 自宅や別荘での水風呂設置例

キャンプ場や自宅以外の屋外での水風呂設置例

キャンプ場や自宅以外の屋外では、以下の方法で水風呂を設置するケースが多いです。

  • 簡易バスタブ・ビニールプールなど
  • 川・湖・海の活用

簡易バスタブ・ビニールプールなど

ビニールプール 水風呂

まず、最も手軽な方法は、ポータブルバスタブやビニールプールなどを用いて水を溜める方法です。

特にキャンプ場や自宅の庭など、屋外でテントサウナを楽しむ場合におすすめで、使わないときは折りたたんで収納できるため、保管のしやすさも魅力です。

冷却効果を高めたい場合は、家庭用冷凍庫で凍らせたペットボトルやブロック氷を加えることで、手軽に理想的な温度に近づけることができます。

川・湖・海の活用

湖に飛び込む人

自然環境を活かした方法としては、川や湖、海といった天然の水場を活用する選択肢もあります。

流れる水の冷たさや自然との一体感は格別で、全身の感覚を刺激するサウナ体験が得られます。

ただし、気温や水温によっては十分に冷えない場合もあるため、季節や天候を確認した上で利用することが大切です。

また、水の流れや深さ、足場の安全性にも十分注意し、必要に応じてライフジャケットの着用や周囲の安全確認を行うことが推奨されます。

水風呂・川水風呂などが楽しめるテントサウナ施設については、弊社が運営するサウナメディア「SISU」でまとめていますので、参考にしてください↓↓

自宅や別荘での水風呂設置例

自宅や別荘など、特定の場所で繰り返しテントサウナを利用したい場合、水風呂の用意の仕方としては以下の方法があります。

  • 冷水シャワーを浴びる
  • 既存の浴槽に水を張る
  • チラー付き水風呂を導入

冷水シャワーを浴びる

冷水シャワーを浴びる サウナ

自宅や別荘など設備が整っている場所では、シャワーを利用した冷却も効果的です。

水道ホースを使って屋外でも冷水を浴びられるようにすれば、特別な設備を設けることなく、快適なサウナ後のクールダウンが可能になります。

ただし、水道水の温度は夏には28℃以上(東京都の場合)になることもありますので、冷たさが物足りなく感じることがあります。

既存の浴槽に水を張る

浴槽に浸かる人

さらに冷却効果を求める場合は、浴槽に水を張って氷を投入するという方法も現実的です。

設置スペースに余裕があれば、専用の水風呂用浴槽を導入しておくと、よりスムーズなサウナ体験が実現できます。

チラー付き水風呂を導入

浴槽に浸かる人

サウナ施設のようにより本格的に冷却を行いたい方には、家庭用チラー(冷却循環装置)の導入も検討の価値があります。

水温を設定した温度まで自動で冷却・維持してくれるため、常に安定した水温で快適にクールダウンが可能です。

水風呂の水温とチラー比較

チラーの価格は数十万円〜100万円前後と高価ではあるものの、サウナのクオリティにこだわりたい方にとっては、有力な選択肢となるでしょう。

水風呂×チラーの導入事例を見る。

水風呂がなくても「ととのう」代替手段はある?

水風呂がない場合でも、他の冷却手段を上手に取り入れることで、“ととのい”に近い感覚を体験することができます。

\水風呂の代替手段/

  1. 休憩時は扇風機の風を浴びる
  2. 濡れたまま外気浴を行って気化熱でクールダウン
  3. 冷感タオルや冷却スプレーを活用する

ひとつは、休憩時に扇風機を使用する方法です。風を浴びることで汗が効率的に蒸発し、気化熱によって体温が下がります。

とくに濡れたまま風を受けることで、より強い冷却効果が得られ、自然な形でクールダウンすることが可能です。

また、外気浴を行う際にタオルで身体を拭かず、汗や水分を残した状態で過ごすのも効果的です。

これも同様に気化熱を利用した冷却方法であり、穏やかながらも心地よいクールダウンを促してくれます。

真夏であっても日陰や風通しの良い場所を選ぶことで、一定の爽快感を感じることができるでしょう。

さらに、冷感タオルや冷却スプレーといった市販のアイテムを活用するのも有効です。

首元や脇、手首などを集中的に冷やすことで、副交感神経へのスムーズな切り替えが促され、リラックス感を高めることができます。

環境に合わせて工夫を取り入れることで、より自由で心地よいサウナ体験を叶えましょう。

水風呂についてよくある質問

水風呂に浸かる男性

最後に、水風呂についてよくある質問として、以下の4つに回答していきます。

  • Q1. 水風呂の温度は何℃がベストですか?
  • Q2. サウナや水風呂には何分くらい入るのが理想ですか?
  • Q3. 氷で水風呂を冷やすにはどれくらい時間と氷が必要ですか?
  • Q4. 簡易水風呂を使うときの注意点はありますか?

Q1. 水風呂の温度は何℃がベストですか?

A.一般的には16〜18℃が、もっともサウナによる健康効果を得やすい適温とされています。

特に17℃前後は、サウナとの温冷交代において心地よい刺激を与えてくれるため、多くの施設でも採用されています。

一方で、16℃未満の冷水は刺激が強く、サウナ初心者や寒さに弱い方にとっては負担になる場合もあります。

逆に、20℃以上のぬるめの水をあえて用意している施設もあり、やさしい冷却感を求める方には人気です。

目的や体調に合わせて、心地よいと感じる温度を見つけることが大切です。

Q2. サウナや水風呂には何分くらい入るのが理想ですか?

A.サウナは8〜12分、水風呂は30秒〜2分程度が一般的な目安とされています。

サウナ室では、無理をせず、体調や体感温度に合わせて入ることが基本です。

12分計が設置されている施設も多いため、時計を目安にして調整するとよいでしょう。

水風呂に関しては長く入ればよいというものではなく、2分を超えると体温が下がりすぎて逆効果になることもあります。

体が温度に慣れてきて、心拍数が落ち着く程度がちょうどよい目安です。

Q3. 氷で水風呂を冷やすにはどれくらい時間と氷が必要ですか?

A.たとえば、200Lの水を25℃から15℃まで冷やす場合、理論上約25kgの氷が必要です。

氷をかき混ぜながら冷やすとおよそ3時間、放置したままの場合は約6時間15分かかるとされています。

ただし、これは一時的に冷やすための目安であり、入浴を繰り返すことで水温は徐々に上昇していきます。

一定の温度を保ちたい場合は、氷の追加や冷却装置などによる工夫が必要です。

必要な水の量や冷却にかかる時間については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

Q4. 簡易水風呂を使うときの注意点はありますか?

A.簡易的な水風呂でも衛生管理は非常に重要です。

使用後は必ず水を抜き、内部をしっかり洗ってから完全に乾燥させましょう。

複数人で使用する場合には、入浴前に足を洗ったり、利用時間を短めに設定するなど、衛生面への配慮が求められます。

また、水を長時間溜めて使用する場合は、塩素剤や専用の除菌剤を使うことで雑菌の繁殖を抑えることができます。

もしチラー(冷却循環装置)を利用する場合には、ろ過装置やフィルターの併用により水の清潔さを保ちやすくなります。ろ過装置を使う場合は、毎回の水替えは不要です。

まとめ|テントサウナと水風呂で本当のととのい体験を

テントサウナは、水風呂がなくても十分に楽しめる反面、“ととのう”感覚をしっかりと得たい場合には、冷却手段の工夫が重要です。

ビニールプールや浴槽を使った水風呂の設置、冷水シャワーや冷感グッズの活用、あるいはチラー導入など、環境や目的に合わせた方法を選ぶことで、理想的なサウナ体験を実現できます。

ととのいに必要なのは、高温と冷却のメリハリによる自律神経のスイッチです。

必ずしも本格的な設備が必要というわけではなく、小さな工夫でも十分に効果が得られます。

ぜひ本記事を参考に、ご自身に合った冷却方法を見つけ、テントサウナでの“ととのい時間”をより深く、快適にお楽しみください!

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参考文献:東京都水道局「水道水の温度」と超付近の水道水の水温(アクセス日:2025/7/25)

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