実は、自宅のシャワーだけでも使い方次第でしっかり健康効果を得たり、“ととのい”を目指すことができます。
本記事では、本記事では、創業40年の『水風呂・チラードットコム』が、冷水シャワーの効果やコツ、自宅で使える冷却テクニックをわかりやすく紹介します!
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自宅で水風呂は無理?→シャワーでも代用可能!
「自宅でととのいたいけど、家に水風呂は用意できない」と悩んでいる方も、実は冷水シャワーでも十分に“ととのい”は目指せます。
実際に、水風呂を置けない個室サウナ施設などでも、冷水シャワーを採用しているケースは多くあります。
ポイントは、水温と継続時間です。
しっかり冷やせば、自律神経の刺激やリフレッシュ効果も期待できます。
ただし、施設のキンキンに冷えた水風呂に慣れている人には、物足りなく感じることがある点には注意が必要です。
特に夏場はシャワーの水温がぬるくなりがちなので、「思ったより冷えない」という声も……。
以下で、自宅シャワーでも十分に体を冷やす方法も含めて解説していきますので、ぜひ参考にしてください!
冷水シャワーと水風呂の効果の違い

冷水シャワーと水風呂、どちらも「冷却する」手段ですが、効果の出方は少し異なります。
水風呂は全身を一気に冷却するため、皮膚温が一気に下がり強い刺激が得られます。
冷水シャワーは部分的に水が当たるため、全体が均等に冷えるにはやや時間がかかります。
冷水シャワーのメリット
◎ 自宅ですぐできる
◎ 衛生的(毎回新しい水)
冷水シャワーのデメリット
× 全身が同時に冷えにくい
× 夏は水道水の水温が高くなる
とはいえ、冷水シャワーでも継続すれば代謝アップや集中力向上などの効果が期待できますので、まずはできる範囲から始めましょう。

自宅シャワーのやり方(効果的な水温・時間・頻度の目安)

■水温
理想は15℃以下ですが、無理せず冷たく感じる程度から始めてOKです。
季節や地域により水道水の温度が異なるため、冷えすぎない範囲で継続がカギです。
■時間
冷水シャワーを浴びる時間は、30秒〜3分程度が目安。
数十秒でも効果はあります。
冷えすぎると風邪や免疫力低下のリスクもありますので、冷たさが心地よいと感じるくらいで止めるのがベストです。
■頻度
週に3〜4回、慣れてきたら毎日1〜2回でもOKです。
朝のシャキッとリセットや、夜のストレスケアにもおすすめです。
\冷水シャワー利用の注意点/
- 心臓や血圧に不安がある方は、必ず医師に相談を。
- 冬場や体調が悪い日は、低体温症のリスクがあるため無理をしないでください。
- 冷水をいきなり浴びるのではなく、最初は温シャワーで体を慣らしてからが安全です。
水道水の水温はどのくらい?

以下は水道局などのデータをもとにした、代表的な地域(北海道・東京都・沖縄県)の水道水の水温の平均温度(℃)です。
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 年間平均 | |
北海道 | 6.1 | 8.8 | 12.9 | 15.4 | 17.3 | 16.9 | 12.8 | 8.9 | 4.1 | 3.2 | 2.9 | 3.4 | 9.4 |
東京都 | 14.1 | 18.5 | 22.5 | 27.2 | 28.6 | 27.4 | 22.2 | 18.3 | 13.6 | 10.5 | 10.6 | 11.2 | 18.7 |
沖縄県 | 23.4 | 24.4 | 24.9 | 27.6 | 29 | 28.3 | 27.4 | 25.9 | 21.8 | 19.5 | 18.2 | 19.6 | 24.2 |
夏場(特に沖縄や都市部)では、水温が高くなりすぎて冷水浴にならないことも多いです。
逆に冬場(寒冷地)は10℃以下になることもありますので、無理せず利用しましょう。
参考資料:
札幌市水道局「水質検査結果」令和6年4月~令和7年3月,藻岩浄水場 配水の水温を参照。
東京都水道局「水道水の水温」令和5年度の都庁付近(給水栓No.27)のデータ
沖縄県企業局「水質検査結果」北谷浄水場2024年度北谷浄水場 山里系出口日常検査集計
自宅シャワーをより冷たくする方法

「夏はぬるくて、冬は寒すぎる…」そんな悩みに応える自宅シャワーをもっと“冷たく”するテクニックを紹介します。
- 朝イチ・夜遅めに水を使う
- 水圧・シャワーヘッドの工夫
朝イチ・夜遅めに水を使う
水道水の温度は、季節だけでなく時間帯でも変化します。
朝や夜のほうが、水が冷たくなりやすいのが特徴です。
特に朝の冷水シャワーは、交感神経を刺激してアドレナリンが分泌されるシャキッと目が覚めて集中力がアップが期待できるため、仕事前の“朝ルーティン”としてもおすすめです。
一方、夜に浴びる場合は注意が必要で冷水は目が冴えてしまうこともあるので、寝る2時間以上前には済ませておくのがベターです。
水圧・シャワーヘッドの工夫
シャワーの「当て方」や「水の出し方」を少し変えるだけで、体感温度はグッと下がります。
①水圧はやや強めに設定
水圧が高いと、肌にしっかり当たって冷たさを感じやすくなります。
シャワーの元栓をやや強めに調整したり、圧が弱い家では加圧タイプのシャワーヘッドを導入するとよいでしょう。
②ミストより直流モードで
ミストは空気と混ざりやすく、冷たさがややマイルドになります。
冷たさをしっかり感じたいなら、直流(ストレート)モードがおすすめです。
チラーで冷却した水を使用

どうしてもシャワーの水がぬるいという方には、チラー(冷却装置)×貯水タンクという選択肢もあります。
サウナ施設でも使われているこの方法は、
- タンクに水を溜める
- チラーで循環冷却
- 冷えた水をシャワーに供給する
という仕組みで、真夏でも10℃以下の水温をキープすることも可能です。
本格的に“冷却シャワー”を極めたい方は、家庭用チラー導入も検討してみてください。

ととのうための自宅シャワーの浴び方

ただ浴びるだけでは、サウナ施設で味わえるようなととのいは得られません。
冷水シャワーの効果は、順番・呼吸・サウナや湯船との組み合わせで大きく変わります!
体の末端→全身への順番で冷やす
いきなり全身に浴びると、冷たさに驚いてしまいます。
手・足などの末端から始めて、心臓に近い部分は最後に冷やしましょう。
呼吸の整え方
冷水を浴びるとつい「ヒッ」と息を止めがちですが、それはととのいには逆効果。
入る前にゆっくり鼻から吸って、口から長く吐くを数回繰り返しておきましょう。
冷水が当たった瞬間も呼吸を止めず、ゆったりペースをキープするのがポイント。
無理せず、短時間でもOKですので、ぜひ実践してみてください。
サウナや湯船との組み合わせ方
「ととのい」には、やはり温冷交代浴が効果的です。
\基本セット/
- 湯船(40~42℃・3~5分)または家庭用サウナ(70~90℃・10分前後)で温まる
- 冷水シャワーで冷やす(15℃以下・30秒~1分)
- 休憩して深呼吸
これを3セット前後繰り返すことで、ご自宅でも十分「ととのい」は味わえます!

自宅で水風呂気分を味わうためアイデア

冷水シャワーだけじゃ物足りないというときは、ちょっとした工夫で“水風呂感”や冷却効果をアップさせてみましょう!
- 洗面器に氷水を溜めて手足を浸ける
- 浴槽に氷を入れる
- チラーを導入して本格水風呂を作る
洗面器に氷水を溜めて手足を浸ける
水風呂の代わりに、洗面器やバケツに氷水を入れて手足を冷やすだけでも血行促進効果などが得られます。
足先や手首を集中的に冷やすことで、体全体の体感温度を効率よく下げられます。
「シャワーは苦手…」という人でも取り入れやすい冷却法です。
浴槽に氷を入れる
もう少し本格的に冷やしたいなら、お風呂に氷を投入してみましょう。
保冷剤や、メントールなどが配合されたクール系のバスソルトを加えるのもおすすめです。
\冷感UPアイテム例/
- コンビニのロックアイス
- 大きめの保冷剤
- 凍らせた2Lペットボトル
- クールタイプ入浴剤(ミント・メントール系)

チラーを導入して本格水風呂を作る

自宅でも施設級の水風呂を作りたいという方は、チラー(冷却装置)を導入するのが最適な手段です。
タンクに水をためて、チラーで好きな温度を維持しながら循環させることで、自宅でもいつでもキンキンの水風呂に入れます。
また、チラーにろ過装置を接続することで水質を清潔に保つことも可能です。
まとめ|水風呂がなくても自宅でととのうは可能!

自宅でも冷水シャワーの使い方次第で、十分に心と体を整えることができます。
ポイントは以下の2つです。
- 最適な水温・時間でしっかり冷やす。
- 温冷交代浴を取り入れる。
まずはできる範囲で、自分に合った方法を楽しく取り入れてみましょう。
「自宅や施設で本格的な冷水シャワーを導入したい!」
「施設に既存の水風呂にチラーを導入したい」
という方は、当社『水風呂・チラードットコム』にご相談ください!
『水風呂・チラードットコム』では、冷水設備の導入をトータルでサポート。
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もちろん、ご相談は何度でも無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。
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