「水風呂で死亡することがある」
「サウナと水風呂の組み合わせは危険」
そんな話を耳にすると、不安に感じるかもしれません。
本記事では、創業40年以上の『水風呂・チラードットコム』が実際に発生した事故例をもとに水風呂のリスクとその原因を解説。
また、安全に楽しむための方法やよくある誤解についても詳しく紹介します。
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サウナと水風呂で死亡することはあるのか?実際の事故例

実際に水風呂が原因で亡くなるケースは極めてまれです。
参考までに、日本では年間約2万人が入浴中の事故で亡くなっています。
そのうち5千人は自宅の浴槽で、残りの1万5千人は温泉や大衆浴場などで発生しています。
しかし、過去10年間で報告されたサウナ・水風呂での死亡事故はわずか2件です。
つまり、水風呂は適切に利用すれば安全に楽しめるものの、油断すると事故につながる可能性もあるということです。
ここでは、実際の事故例を紹介しながら、安全に利用するためのポイントを解説します。
日本のサウナ施設で発生した水風呂での溺死事故

2023年、日本のあるサウナ施設で利用者が水風呂の代わりに用意された深い池に入り、溺死する事故が発生しました。
この池は通常の水風呂とは異なり、深さがあり泳げない人には危険な環境でした。
事故の具体的な原因は定かではありませんが、おもな原因と考えられれいるのは以下の点です。
- サウナ後の急激な温度変化で意識が朦朧とし、体がうまく動かなかった
- 利用者が泳げなかったため、深い水域で対処できなかった
この事故をきっかけに、サウナ施設の水風呂や外気浴用の水場の安全管理、特に水深や監視体制の重要性が再認識されました。
消費者庁の報告
消費者庁のデータによると2014年4月〜2024年4月の10年間で、サウナ関連事故は78件発生しており、そのうち2件が死亡事故でした。

死亡事故のおもな要因は以下の通りです。
- ヒートショック(サウナ後の急激な温度変化による血圧の乱高下)
- 立ちくらみ・意識喪失による転倒や溺水
特に高齢者や持病を持つ方は、リスクが高いため注意が必要です。
水風呂に入る際は、足元からゆっくり体を冷やす、無理しないといった基本的な安全対策を守ることが重要です。
水風呂の危険性|死亡事故につながるリスク要因

水風呂の利用には、以下のリスク要因が考えられます。
- ヒートショック
- 心肺機能への負担
- 溺水の危険性
ヒートショック
ヒートショックは急激な温度変化で血圧が大きく変動し、心臓や血管に負担がかかる現象です。
血管が冷たい水風呂で急収縮し、血圧の急上昇や急降下を引き起こすことで、めまい・ふらつき・失神・心疾患のリスクが高まります。
心肺機能への負担
急な温度変化は心拍数や血圧を急上昇させ、心臓に大きな負担をかけることがあります。
特に高齢者や持病を持つ方は、急激な温度変化に対する身体の適応力が低下しており、ヒートショックや心肺機能への負担が増大します。
溺水の危険性
急激な血圧の変化により立ちくらみや意識喪失が起こり、水風呂での溺水事故が発生することがあります。
特に、アウトドアサウナで深い池や流れの早い川を水風呂代わりにする場合に、注意が必要です。
サウナ×水風呂の組み合わせがもたらす危険性

サウナと水風呂の組み合わせは、「ととのい」による爽快感やリフレッシュ効果が魅力ですが、体への負担も考慮する必要があります。
特に血圧の急変動や自律神経の乱れが引き起こすリスクには、注意が必要です。
サウナ後の血管拡張+冷水による収縮
サウナで体が温まると、血管が拡張し血流がスムーズになります。
しかし、その直後に冷水を浴びると血管が急激に収縮し、血圧が大きく変動します。
- 血圧上昇 → 心臓に負担がかかり、心疾患のリスクが高まる
- 血圧低下 → 立ちくらみや意識喪失を引き起こす可能性がある
特に、高血圧や心疾患を持つ方は、この急な変化に対応しづらいため、慎重な入浴が求められます。
自律神経の乱れ
温冷の急激な変化は、自律神経にも大きな影響を与えます。
- 交感神経(サウナ)と副交感神経(水風呂)の切り替えが急激に起こる
- 自律神経のバランスが崩れ、失神や意識障害のリスクが高まる
- 特に疲労が溜まっていると、交感神経が過剰に働き、不調を感じやすい
水風呂に入った瞬間、体が一瞬こわばるのは、冷たさに反応して交感神経が一気に活性化するためです。
この急激な反応を抑えるためにも、ゆっくりと体を慣らしながら入ることが大切です。
水風呂を安全に楽しむためのポイント

水風呂は正しく入れば心地よい爽快感を得られますが、入り方を間違えると体に負担をかけてしまいます。
ここでは、安全に楽しむためのポイントを紹介します。
水風呂の適切な温度・時間
水風呂の温度は16~20℃が理想的。
負担を抑えたいなら17℃前後、より優しく冷やすなら20℃がおすすめです。
長く入りすぎると血圧が乱れるため、1~2分以内を目安にしましょう。
30秒程度でも十分な効果がありますので、無理のない範囲で入ってください。
徐々に体を冷やす
サウナ後にいきなり水風呂に飛び込むのは危険です。
まずは手足に水をかけて体を慣らし、心臓から遠い部分から順に冷やしていきましょう。
水分補給の重要性
サウナと水風呂のセットは大量の汗をかくため、サウナ前後に200~500mlの水分補給が必須です。
ミネラルを含むスポーツドリンクが効果的で、カフェインやアルコールを含む飲料は利尿作用があるため避けましょう。
ヒートショックを防ぐ入り方
体への負担を減らすために、水風呂は足元からゆっくり入りましょう。
また、ヒートショックを防ぐには水風呂とサウナの温度差を小さくすることが効果的です。
温度の低いスチームサウナやミストサウナを選んだり、温度が20℃以上の水風呂に入るとよいでしょう。
また、サウナではなく温かい浴槽と水風呂を往復する温冷交代浴を取り入れるのもおすすめです。

水風呂についてよくある誤解

ここでは、水風呂に関するよくある2つの誤解を解説します。
誤解①サウナや水風呂で年間1万人以上が死亡している
誤解②水風呂は体に悪い
誤解①サウナや水風呂で年間1万人以上が死亡している
「サウナと水風呂で年間1万人以上が死亡」という情報は、誤解を招く可能性があります。
この数字は、サウナや水風呂自体による直接的な死亡者数を指しているわけではありません。
実際消費者庁のデータによれば、サウナに関連する事故はこれまでに78件報告され、そのうち死亡事故は2件とされています。
この「年間1万人以上」という数字は、おもにヒートショックによる年間の死亡者数を指していると考えられます。
ヒートショックとは、急激な温度変化により血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす現象です。
特に冬季において、暖かい室内から寒い屋外への移動や、熱い風呂から上がった際などに発生しやすいとされています。
したがって、サウナや水風呂の利用中だけでなく、日常生活のさまざまな場面で注意が必要です。
誤解②水風呂は体に悪い
水風呂はその刺激から苦手意識を抱く方も多く、ゆえに「体に悪い」と思われがちですが、実は適切に利用すれば健康に良い効果が期待できます。
\水風呂のおもなメリット/
- 血行・代謝の促進
- 自律神経の調整
- 免疫力の向上
ただし、心臓疾患や高血圧などの持病がある方は、急激な温度変化が体に負担をかける可能性があるため、医師に相談の上で利用してください。
まとめ|水風呂を正しく・安全に楽しもう
水風呂にはヒートショックや溺水のリスクが指摘されることもありますが、それらは一般的なお風呂でも起こり得るものです。
実際、サウナや水風呂による死亡事故は極めて少なく、正しい知識を持つことでリスクを大幅に減らせます。
安全に楽しむためのポイントは以下の4つ
- 温度と時間を守る(16~20℃、1~2分が目安)
- いきなり入らず、かけ水で体を慣らす
- 水分補給をしっかり行う
- 体調に合わせて無理しない
水風呂には、血流促進や自律神経の調整、免疫力向上などのメリットがあり、正しく活用すれば心身の健康をサポートしてくれる存在です。
もし、自宅用や事業用で水風呂を導入したいなら、『水風呂・チラードットコム』までご相談ください。

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参考文献
東洋経済ONLINE、“死亡事故”が警鐘を鳴らす「日本のサウナ」の未来
消費者庁、「サウナ浴での事故に注意ー体調に合わせて無理せず安全にー」
日本ファクトチェックセンター(JFC)、サウナで年間1万7000人が死亡している?【ファクトチェック】
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社会福祉法人恩賜財団済生会、冬場に多発! 温度差で起こるヒートショック