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水風呂で貧血?サウナ後のめまい・クラクラの原因と低血圧の対策

サウナの後に水風呂へ入ると、立ちくらみやめまいを感じることがあります。


この症状は、鉄分不足による一般的な貧血とは異なり、多くは急激な温度変化による血圧の変動が原因で起こる一時的なものです。
特に低血圧の人は影響を受けやすい傾向にあります。

この記事では、サウナや水風呂でめまいが起こるメカニズムと、安全に楽しむための具体的な対策について解説します。

※サウナや水風呂の利用中・利用後に強いめまい、吐き気、冷や汗、動悸、意識が遠のくような感覚がある場合は、無理をせずすぐに利用を中止してください。
低血圧の方、貧血気味の方、心疾患・高血圧・糖尿病などの持病がある方、体調に不安がある方は、血圧変動や脱水、転倒などのリスクが高まる場合があります。本記事は一般的な情報であり、症状が続く場合や不安がある場合は医師に相談してください。


サウナ・水風呂でのめまいについては「サウナ・水風呂で「めまい=ととのい」は間違い!気持ちいい感覚」で詳しく紹介しています。

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目次

水風呂後のクラクラ…その症状、本当の貧血ではないかもしれません

水風呂 貧血

サウナや水風呂の後に感じるクラクラとした感覚は、多くの人が経験する症状です。

なぜこのような症状が起きるのかというと、その正体は医学的な貧血ではなく、一時的な血圧の低下によって脳への血流が減少する「脳貧血」であることがほとんどです。
一般的な貧血とは、血液中の赤血球やヘモグロビンが不足し、全身に酸素を運ぶ能力が低下した状態を指します。

両者は原因も対処法も異なるため、その違いを正しく理解することが大切です。

サウナで起こる「脳貧血」と一般的な「鉄欠乏性貧血」の違い

サウナの脳貧血と鉄欠乏性貧血の違い

サウナ後に起こる「脳貧血」は、起立性低血圧とも呼ばれ、急激な血圧の変動によって一時的に脳への血流が不足する状態です。
特に水風呂から立ち上がりの際に起こりやすくなります。

一方、「鉄欠乏性貧血」は、体内の鉄分が不足することで、酸素を運搬するヘモグロビンが十分に作られなくなる状態を指します。

これにより、全身が慢性的な酸欠状態になり、めまいや倦怠感、動悸などの症状が日常的に現れます。
前者は状況によって起こる一過性のもの、後者は体質的な問題と言えます。

サウナや水風呂でめまい・立ちくらみが起こる3つのメカニズム

水風呂 貧血

サウナや水風呂の後にめまいや立ちくらみが起こるのには、主に3つの身体的なメカニズムが関係しています。
これらは、急激な環境の変化に対して体が反応することで生じる生理現象です。
それぞれのメカニズムを理解することで、なぜ症状が起こるのかが明確になります。

めまい 立ちくらみ 3つの発生メカニズム

急激な温度差で血圧が乱高下し、脳への血流が不安定になる

高温のサウナ室では、体温を下げるために血管が拡張し、血圧が下がります。
その後、冷たい水風呂に入ると、今度は体温を逃さないように血管が急激に収縮し、血圧が上昇します。
このような短時間での血圧の乱高下は、心臓や血管に大きな負担をかけるだけでなく、脳への血流を不安定にさせます。

この血流のコントロールがうまくいかないと、めまいやふらつきといった症状を引き起こす原因となります。

水圧から解放されることで、下半身に血液が集中してしまう

水風呂に浸かっている間、体には水圧がかかっており、特に下半身の血液は心臓へと押し上げられやすくなっています。
しかし、水風呂から立ち上がると、その水圧から一気に解放されます。

サウナ後で血管が拡張している状態のため、重力に従って血液が下半身へと一気に流れ込みます。

その結果、心臓に戻る血液量が減り、脳へ送られる血液も一時的に不足するため、起立性低血圧のような立ちくらみが起こりやすくなります。

自律神経のバランスが急激に切り替わることで起こるふらつき

自律神経は、体をリラックスさせる「副交感神経」と、活動的にする「交感神経」の2つから成り立っています。

サウナで温まっている間は副交感神経が優位になりリラックス状態ですが、冷たい水風呂に入ると交感神経が一気に優位になり、体は興奮状態に切り替わります。

この自律神経の急激なスイッチングに体が対応しきれない場合、バランスが乱れてしまい、めまいやふらつきとして症状が現れることがあります。

気持ちいい「ととのい」と危険な「めまい」はどう見分ける?

水風呂 貧血

サウナ愛好家が求める「ととのう」という感覚と、体調不良のサインである危険なめまいは、似ているようで全く異なります。

心地よい感覚の裏に隠れた危険なサインを見逃さないことが、安全にサウナを楽しむ上で非常に重要です。
吐き気や冷や汗などの症状は、特に注意すべきサインと言えます。

浮遊感や心地よさは「ととのい」のサイン

「ととのい」とは、サウナ、水風呂、休憩を繰り返すことで得られる、心身が非常にリラックスした状態を指します。

具体的には、頭がすっきりする、感覚が鋭敏になる、ふわふわとした浮遊感を感じる、深いリラックス感や多幸感に包まれるといった感覚です。

これらは、血圧や自律神経が正常な範囲で変動し、安定した状態に向かう過程で得られるポジティブな反応であり、不快感を伴うことはありません。

冷や汗、吐き気、強いめまいは体からの危険信号

一方で、危険なめまいは明らかな不快感を伴います。
具体的には、立っていられないほどの強いめまい、目の前が暗くなる感覚、吐き気や気分の悪さ、冷や汗、動悸などです。

これらの症状は、急激な血圧変動による脳貧血や、ヒートショックの前兆である可能性が考えられます。
心地よさとはかけ離れたこれらの症状を感じた場合は、「ととのい」の過程と誤解せず、直ちに中断して安全な場所で休む必要があります。

万が一めまいが起きた時にすぐできる応急処置

もしサウナや水風呂の後にめまいを感じたら、転倒などの二次的な事故を防ぐために、まずはその場にしゃがみ込むか、壁にもたれかかるなどして安全な体勢をとりましょう。
可能であれば、すぐに横になって休むのが最も効果的です。
その際、足を頭より少し高くすると、下半身に溜まった血液が心臓や脳に戻りやすくなります。

症状が落ち着くまで無理に動かず、ゆっくりと水分を補給しながら安静にすることが大切です。

特に注意が必要!水風呂で体調不良を起こしやすい人の特徴

水風呂 貧血

サウナや水風呂は多くの人にとって健康効果が期待できますが、体質やその日のコンディションによっては、体調不良を引き起こすリスクが高まる場合があります。

特に、血圧が低い人や貧血気味の人、そして疲労が溜まっている人は、より慎重な利用が求められます。

例えば、生理中のサウナ利用については「生理中のサウナ・水風呂は大丈夫?安全な入り方とマナーを解説」で詳しく紹介しています。

もともとの血圧が低い「低血圧」の人

もともと血圧が低い人は、サウナで血管が拡張することによって、さらに血圧が下がりやすい傾向にあります。

平常時でも脳への血流が十分でない場合があるため、サウナ後の血圧低下が立ちくらみやめまいを直接的に引き起こすリスクが高まります。

水風呂から出る際の急な血圧変動にも影響を受けやすいため、動作をゆっくりと行い、急に立ち上がらないなどの注意が必要です。

鉄分不足で立ちくらみを起こしやすい「貧血気味」の人

鉄欠乏性貧血の人は、血液中のヘモグロビンが少ないため、全身の細胞に酸素を運ぶ能力が低下しています。

この状態でサウナや水風呂による急激な血圧変動にさらされると、脳への酸素供給がさらに不安定になり、めまいや立ちくらみを起こしやすくなります。
脳貧血と鉄欠乏性貧血は直接の原因は異なりますが、貧血気味の人は脳貧血の症状をより強く感じやすいと言えます。

寝不足や二日酔いなど、体調が万全でない人

寝不足や過度な疲労、二日酔いの状態では、自律神経のバランスが乱れており、体温や血圧を正常にコントロールする機能が低下しています。

このようなコンディションが万全でない時にサウナや水風呂の強い刺激を受けると、体がうまく対応できず、深刻な体調不良につながる危険性があります。

少しでも体調に不安がある日は、サウナの利用を控えるのが賢明です。

貧血気味・低血圧でも安心!水風呂の立ちくらみを防ぐ5つの対策

水風呂 貧血

体質的に立ちくらみを起こしやすい人でも、いくつかのポイントを押さえることで、安全にサウナや水風呂を楽しむことができます。

事前の準備からサウナ室での過ごし方、水風呂の入り方や休憩の仕方まで、一連の流れの中で注意すべき5つの対策を紹介します。

スポーツドリンクなどを飲むことも有効です。

水風呂の立ちくらみを防ぐ5つの対策

【準備】サウナに入る30分前までに水分とミネラルを補給しておく

サウナでは大量の汗をかくため、脱水状態になりやすいです。
脱水は血液の量を減少させ、血圧低下や脳貧血を招く大きな原因となります。

これを防ぐため、サウナに入る30分ほど前から、コップ1〜2杯の水分を摂っておきましょう。

汗と共に失われるミネラルも補給できる、スポーツドリンクや麦茶などがおすすめです。

【サウナ室】無理せず短時間から始め、決して我慢しない

特に低血圧や貧血気味の人は、体に大きな負担をかけないことが重要です。

サウナ室に長時間入ることは避け、まずは5〜6分程度の短い時間から試してみましょう。
「もう少し入れるかも」と感じるくらいで出るのが適切です。

自分の体調を最優先し、少しでも気分が悪いと感じたら、決して我慢せずにサウナ室から出ることが大切です。

【かけ水】心臓に遠い手足の先からゆっくり体を慣らす

サウナで温まった体にいきなり冷水をかけると、血管が急激に収縮し、心臓に大きな負担がかかります。
これを「ヒートショック」と呼びます。

ヒートショックを防ぐため、水風呂に入る前には必ず「かけ水」を行いましょう。

サウナと水風呂によるヒートショックについては「サウナと水風呂でヒートショックの危険はある?安全に楽しむための知識を解説」で詳しく紹介しています。

心臓から最も遠い足先や手先から始め、徐々に体の中心部に向かって、ゆっくりと冷水をかけて体を慣らしていくことがポイントです。

【水風呂】急に立ち上がらず、へりにつかまりながらゆっくり出る

水風呂から出る際は、立ちくらみを防ぐために動作をできるだけゆっくり行いましょう。

水圧がなくなることで血液が下半身に下がりやすくなるため、急に立ち上がるのは非常に危険です。
浴槽のへりや手すりにつかまって体を支えながら、時間をかけて慎重に立ち上がるように心がけてください。

この一手間が、転倒などの事故を防ぎます。

【休憩】横になれる場所で、完全に体調が落ち着くまで休む

水風呂の後は、必ず休憩時間を設けましょう。
座るだけでなく、横になれる休憩場があれば積極的に利用してください。
横になって足を少し高くすると、下半身に集まった血液がスムーズに心臓へ戻り、血圧が安定しやすくなります。

めまいやふらつきが完全になくなり、体調が落ち着くまで、最低でも10分以上はゆっくりと休むことが理想です。

水風呂と貧血に関するよくある質問

水風呂 貧血

サウナや水風呂と貧血の関係については、多くの方が疑問を持っています。
ここでは、特に多く寄せられる質問に対して、簡潔に回答します。
正しい知識を持つことが、安心してサウナを楽しむための第一歩になるでしょう。

サウナ後のめまいは、鉄分不足の貧血とどう違うのですか?

サウナ後のめまいの多くは、急激な血圧変動による一時的な脳の血流不足(脳貧血)が原因です。
鉄分不足で血液の酸素運搬能力が低下する一般的な貧血とは異なります。
サウナ特有の環境下で、血管の拡張や収縮、水圧の変化によって引き起こされる生理的な反応と言えます。

低血圧の人が水風呂に入るのは危険ですか?避けるべきでしょうか?

一概に危険というわけではなく、対策をすれば入れます。
急激な温度変化を避け、かけ水で体をしっかり慣らすことが重要です。

また、体が冷えないよう水風呂の時間を短めにし、出る際はゆっくり立ち上がるなど、体に負担をかけない工夫をすればリスクを大幅に軽減できます。

水風呂で立ちくらみを防ぐために、サウナ前に食事で気をつけることはありますか?

湯船に浸かる前と同様に、サウナ前も食事のタイミングには気をつけましょう。
空腹や満腹状態を避けることが大切です。
食後は消化のために血液が胃腸に集まり、脳の血流が減りやすくなります。

サウナの1〜2時間前までに、消化の良い軽めの食事を済ませておくのが理想です。

まとめ

水風呂 貧血

サウナや水風呂の後に起こるめまいや立ちくらみは、多くの場合、鉄分不足の貧血ではなく、急激な温度変化や水圧の変化に伴う一時的な「脳貧血」です。

この現象は、血圧の乱高下や自律神経の急な切り替わりによって引き起こされます。
特に低血圧や貧血気味、体調が万全でない人は影響を受けやすい傾向にあります。

事前の水分補給、無理のない入浴時間、ゆっくりとした動作、十分な休憩といった対策を講じることで、これらのリスクは大幅に軽減できます。

自身の体調と向き合い、正しい知識を持って安全にサウナを楽しみましょう。

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